
0 :ハムスター速報 2022年6月14日 17:11 ID:hamusoku
50歳男性の生涯未婚率が爆増 非正規はついに6割超え、健康も悪化
「マジ?!」 ……あまりの衝撃に、朝っぱらから悲鳴を上げてしまった。
なんと「非正規で働く男性の50歳のときの未婚率(生涯未婚率)が、2020年の国勢調査で6割に達したことが分かった」という(日本経済新聞6月8日朝刊「生涯未婚」非正規男性の6割 将来への不安根強く)。
ご承知のとおり、生涯未婚率は増え続けている。
1960年代までは2%程度で推移していたが、その後は上昇に転じ、1990年には男性が5%を超え、2000年には女性も5%に突入した。以前は男女とも足並みがそろっていたのに、男性未婚率の爆増ぶりは著しく、20年の国勢調査で男性28.3%(前回24.8%)と3人に1人に。が、同じ男性でも正社員か? 非正規か? で、結婚しない・できない率が全く異なる。
雇用形態別に分析すると、非正規雇用の未婚率が圧倒的に高いのだ。……という事実は、私自身、これまで何度も取り上げてきた。とりわけ衝撃的だったのが、14年に大手メディアが一斉に報じた「30代の非正規の7割近くが未婚」という総務省の就業構造基本調査の結果だった。
そして、ついに、なんと50歳の時点での未婚率が6割に達した! というではないか。30代なら「まぁ、晩婚化進んでるし~」と思えたけど、50歳で6割とは、あまりにショックで声にならない……いや、悲鳴しか出ない。
数年前に「気がつけば周りは非正規だらけだ」と思ったけど、今はそれに「独身」が加わった。しかも、その対象は男性。女性の非正規も多いが、大抵結婚している。そういった意味でも、件の数字は、私の生活世界ではリアリティー満載なのだ。
むろん、昭和の高度成長期は「結婚して一人前」なんて言説がまかり通った時代だし、「結婚できないじゃなくて、結婚しない人が増えてるだけでしょ?」だの、「ライフスタイルの変化でしょ?」だの、「別に結婚がすべてじゃないのだから、個人の自由」という意見もあるだろう。しかし、今の独身はかつての“独身貴族”のような存在ではない。
だって、彼らは非正規。企業がコスト削減のために増やした非正規雇用だ。金銭的にも、時間的にも、精神的にも余裕がない非正規という雇用形態が招いた、「個人の選択」と言えよう。ご覧の通り、25歳~34歳の男性非正規の割合が増加傾向にあることや、男性非正規の多くが「やむなく非正規」であることを鑑みれば、「ひとそれぞれだし~」で終わらせる問題ではないことも明白である。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00197/?P=2
Source: ハムスター速報

