0 :ハムスター速報 2022年4月11日 09:14 ID:hamusoku
一般的なマンションでは、おおよそ12年に一度の周期で大規模修繕が行われる。長期修繕計画に基づいて修繕のための資金を各戸から徴収し、積み立てておいた修繕積立金がその原資となる。
ところが近年、タワマンを中心に修繕のための資金が不足し、修繕積立金が値上げされるケースが相次いでいる。タワマンは、通常のマンションに比べて大規模修繕工事のコストが2倍以上かかるともいわれるが、費用が膨らむ一因として、仮設工事費用がある。
低層階は通常のマンションと同様に鋼製足場を組み、中・高層階ではゴンドラを使用して修繕作業を行なうことが多いのだが、それには大掛かりな装置が必要となるため、どうしても修繕工事費用が高額になってしまうのだ。
さらに、建築業界の人手不足により人件費が上昇傾向にあるため、大規模修繕の費用そのものも全体的に値上がりしている。タワマンの場合、新築引き渡し時とくらべて、月々の修繕積立金が3倍や4倍に値上がりすることも珍しくない。
くわえて2021年9月、国土交通省はマンションの長期修繕計画や修繕積立金に関するガイドラインを改定すると発表した。それにより、長期修繕計画の計画期間について、「30年以上で大規模修繕工事が2回以上含まれる」へと変更がなされた。
これらの理由から、「2022年以降、タワマンの修繕費用が一斉に高騰するかもしれない」と警鐘を鳴らす専門家も多い。
不動産は「水もの」といわれている。崇さんが中古で購入したタワーマンションでいえば、いきなり2倍もの修繕積立金の値上げというのは、一般家庭にとってはかなり酷であろう。しかし、修繕積立金や管理費の値上げはタワマンに限った話ではなく、全国のマンションで起こっていることだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93688?page=5
結衣ちゃんのお受験本番を半年後に控えたころ、マンションの年一回の理事会総会の告知とともに、「ある通知」がポストに投函されていた。マンションの修繕積立金が値上げされるとの内容だ。よく読めば、現状の2倍の6万円になるという。
「これまで、修繕積立金と管理費、月額に換算した固定資産税を合計すると、毎月8万円もの出費がありました。あと、駐車場代が3万5000円、車のローンが2万円。そこに修繕積立金が3万円の増額ですよ? ただでさえ余裕はなかったのに、完全に赤字です。顔から血の気がサーッと引いていくのを感じましたね……」
修繕積立金の値上がりによって、想定外の出費に見舞われた崇さん一家。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93687?page=3
Source: ハムスター速報